ごあいさつ
超少子高齢化が進む中、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい生活を続けられるためには、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの充実が求められます。
在宅医療と介護サービスの連携をより推進するため、2016年に神戸市、神戸在宅医療・介護推進財団、神戸市医師会の協力により設立されたのが医療介護サポートセンターです。現在、市内各区に1か所、計9か所に設置されています。
各区の医療介護サポートセンターでは、医療・介護をはじめとする多職種の連携と高齢者の在宅生活を支援する取組の推進を図るため、専門職の「在宅医療・介護連携支援コーディネーター」が医療・介護関係者の相談に対応し、地域資源の把握、在宅医療・介護関係者の連携、専門職向け研修、市民に対する普及啓発等に取り組んでいます。
現下のコロナ禍で医療介護連携における困難や課題に向き合った経験を活かし、それぞれの地域の実情に応じた地域包括ケアシステムがより充実したものとなりますよう、鋭意努力してまいりたいと考えております。関係者のみなさまには是非、医療介護サポートセンターをご利用いただきたく存じます。
2022年5月
神戸市医師会会長 堀本 仁士